ベトナム人留学生からみた「日本人の幸福って何なの?」

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アパレル企業8年勤め、先月脱サラしました。コウイチです。

今週、「興味深い新聞記事」をバンコクにいる友達のインスタで見ました。

 

ちょっと気になって調べたところ

この話は去年、Twitterで2.2万リツイートされ、5.9万のいいね。されてたんですね。

記事全文とこの記事に関する考察をしていきます。

▼記事全文

 

「日本人の幸福って何なの?」

 

留学生

グエン・ティ・トゥイさん

(千葉県 21)

私は日本に来るまで、日本は立派で偉大な国だと思っていた。

来日当初も、街の発展ぶりや人々の生活の豊かさを見て、私の国ベトナムとの差は大きいと感じた。

きっと日本人は自分の国に誇りを持ち、幸せだと感じているのだろうと思っていた。

しかし、来日から10ヶ月が過ぎた今、実はそうでは無いように感じる。

日本は、世界でも自殺率が高い国の1つだと言う。

電車の中では、睡眠不足で疲れた顔をよく見る。日本人はあまり笑っていないし、いつも何か心配事があるような顔をしている。

日本人は勤勉で、一生懸命働いて今の日本を建設した。

でも、会社や組織への貢献ばかり考え、自分の成果を自分が享受することを忘れていると思う。

ベトナムはまだ貧乏な国だが、困難でも楽観的に暮らし、めったに自殺を考えない。

経済的豊かさは幸福につながるとは限らない。日本人は何のために頑張っているのか。

幸福とは何なのか。日本人自身で答えを探したほうがいいと思う。

留学生のグエン・ティ・トゥイさんの意見

「日本は、世界でも自殺率が高い国の1つだと言う。」

=そうですね。加えて、幸福度ランキング2019でも58位。

 

日本人はあまり笑っていないし、いつも何か心配事があるような顔をしている。

=将来への不安でしょうね。

 

でも、会社や組織への貢献ばかり考えている。

=貢献というよりは、会社への依存・忠誠心(強制力)に屈している人が多いように見受けられます。

 

経済的豊かさは幸福につながるとは限らない。

=同意です。

 

日本人は何のために頑張っているのか。

=おおよそは家族や日々の暮らしのため。仕事に生きがいを持って取り組んでいる人も沢山います。

 

幸福とは何なのか。日本人自身で答えを探したほうがいいと思う。

=多くの場合、探す時間を奪われている。環境を変える余力・余裕がないように感じます。

 

外国人から「大多数の日本人が不幸に見える」のは何が原因?

では、なぜ?

外国人から「大多数の日本人が不幸に見える」のでしょう?

 

1.セルフマネジメント能力

  • 自主性
  • 「お金の稼ぎ方」「お金の使い方」に関して学んでいない。

 

自主性

近代社会では仕事を任された場合、タイムマネジメント能力が必要不可欠。

いつまでに何を行うべきかという目標に向かって、自身で考え動く必要があります。

 

自主性は個人間、世代間によって違うと思います。

 

昭和世代で言えば、他の国に比べて、挙手する学生が少ないことからも分かります。

授業を流されるがままに受ける、子供が自主性をなくし、勉強が嫌いになったりするケースもありました。

 

ただ、これも変わってきたんじゃないか?と思うことがありました。

 

具体例▼

平成生まれの後輩が、本社に異動してきました。

彼は異動して直ぐの飲み会で

「何でこんなに本社の雰囲気、暗いんですか?」

専務(暗くしている原因)に対して、言ったのです。

 

専務は顔を真っ赤にして

「お前、そんなこと言ったら××だぞ!!」

とキレていました。

 

彼曰く、みんなおかしいと思っているのに本人に言わない。

だから僕が言いました。とのこと。

 

「空気読め」と昭和オジサンは言いますが

平成boyは「空気をあえて読まず」ツッコんでいったのです。

平成生まれは優秀な人が周りに多いので、未来に期待しています。

 

「お金の稼ぎ方」「お金の使い方」に関して学んでいない。

キングコング・西野亮廣さんも以下のように語っています。

ここで問題。

どうして、家康は国民全員を「そこそこ貧乏」にしたと思う?

 

答えは簡単。

支配しやすいから。

 

国民全員を「そこそこ貧乏」にして国民全員を”挑戦できない体”にした方が支配しやすかったわけだ。

だから、「お金」を稼ぐこと悪いことにした。

だから「お金」を汚いものにした。

 

その呪縛は今も続いている。

それが、家康が作り出した呪縛なのかどうかは、本当のところは昔話すぎてよく分からない。

ボクらが習った歴史はコロコロ変わる。

 

だけど、事実として、

あいかわらず学校では「お金」のことを教えてもらえないし、お金持ちは叩かれるし、

キミが皆の前で、お金の話をしようものなら、もれなく「金の亡者キャラ」にされてしまう。

出典:「新世界」西野亮廣著

 

2.思想

  • 人と比較する思想
  • 常識に縛られる思想
  • リスクを負わない思想

 

人と比較する思想

具体例を出すと、

「ブランド品を持つ高校生」

「時計・車・家を自慢するサラリーマン」

「マウンティングをしてくるママ友」などが挙げられます。

 

これは根っこに「劣等感」があるからと考えます。自分に自信がある人は、ブランドに頼ってない方が多いです。

 

常識に縛られる思想

日本人は、誰が決めたか分からない常識に縛られている印象です。

外国の方からみても「働きすぎ」「謝りすぎ」「体調が悪くても働いている」などと言われています。

 

具体例を挙げると

「先輩より先に帰らない風潮」

「飲み会には参加するのが普通」

 

自分は定時で上がるし、飲み会にも行きたいメンバーとしか行きません。

なので、「変わった人扱い」でした。笑

 

リスクを負わない思想

一般的な中小企業では失敗しない事に重きを置いています。

なので、サラリーマンには保守的な考えの方が多いです。

そして、挑戦する人を笑う風潮があります。

もちろん、過去に挑戦した人は、挑戦する人を応援します。

 

3.メディアからの情報

  • 消費を促すTV
  • 芸能人の豪邸などで劣等感を感じさせる

広告やTVなどで知らず知らずのうちに消費を促され、購入しています。

コンビニやスーパーなどでもそうです。

 

芸能人の豪邸などで劣等感を感じさせる。=身の丈に合っていない家の購入。

35年ローンに苦しんでいる。=脱サラや挑戦できない体

になっていませんか?

 

逆にそんな日本でも幸せそうな人がいます。

次にどういった共通点があるのか深掘りしていきます。

 

まとめ。幸福を感じるのはどういう人か?

  • 自分の信念を持っている。
  • 人と比較しない。
  • 収入に合わない生活をしない。
  • 小さなことに感謝し、多くを望んでいない。

以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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