販売員3年、企画職(デザイナー)5年企業勤めしましたコウイチです。
アパレル業界は給料安い・忙しい・離職率高い…
本当に大変な仕事だと思います。
職場も少人数で「辞める」って言いづらいですよね。
性格上、「言えない」という方は
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前回、「アパレル業界の闇~販売員編~」アパレル8年で辞めたデザイナーが語る。
「じゃあ、なぜ8年も勤めたの?長くない?」
その疑問に回答していきます。
大きく分けて4つあります。
✔目次
1.販売員は給料安いし、立ち仕事で辛い…アパレル業界を続けたワケ『努力を形にする』
アパレル販売員は給料安いですよね?
初任給は20万円前後貰えますが、
仕事着で毎月「新作を買う」いわゆる、ユニホーム代。
若い頃はあまり感じませんでしたが
30代からは立ち仕事がシンドイ…
ただ「辞めるにしても、ここまで努力したことを何らかの形にしたかったんですよね。」
ちょっと名言ぽく言ってしまった。
デザイナーとして、就職するまでかかった専門学校費…約300万円。
デザイナーになるまでかかった期間…10年。
専門時代は、睡眠時間3時間(21時に寝て24時に起きる)が普通。
膨大な課題があったから。笑
制作スピード遅くて、先生に蹴られたことも今ではネタとなった。
販売時代は、売り上げノルマに追われ、毎日胃が痛かった。
最寄り駅付くと気分悪くなる日もあった。
入社後すぐは閉店後、よく説教されていたので、
同じフロアの人からは「今度飲みに行こっか?」と誘われる。
こんな状況でした。
そこまで苦労したので、デザイナーになるまで辞めたくなかったのです。
恋愛に例えると、
- 数回遊んだ人ともう会わない。
- 5年付き合った人と別れる。
当たり前ですが、全然重みが違いますよね?
ブログに例えると、
- 無料ブログで1ヵ月運用。
- ワードプレスで10年運用したブログ。
見切りをつけるのに重みが違うわけです。
専門学校時代、先生に蹴飛ばされながら服を作り続けたことも
販売員時代、説教が怖くて接客つきたくなかった日々もあった。
それなのに”上司が厳しいから”程度の理由で、デザイナーの夢を諦めたくなかった。
「ここで諦めてたまるか!」
強豪高校野球で鍛えた精神力が生きました。
「甲子園10回出場校の野球部から学んだこと。今を頑張れば未来に繋がる。」
という記事も書いてます。
サラリーマンの長所は”給料貰いつつ、経験値を上げる”
専門学校もスクールもお金払って、勉強しますからね。
経験がスキルとなり、スキルがあれば職場に依存せずに生きていけるわけですから。
2.アパレルは離職率も高い業界。しかし『目標をクリアしている間にときが過ぎていた』
離職率が高いのも有名です。
しかし、ポジティブにとらえれば、
「結果を出せば、早く昇進できる」
常に目標があって、それをクリアしてたら8年月日が過ぎていた。
仕事目標:まとめ
1年目:店で1番売上を叩く販売員になる!
2年目:売上で全国一位になる!
3年目:本社へ行く!即戦力になる為、勉強!
4年目:デザイナーの仕事流れを覚える!
5年目:新作でバカ売れ!定番商品にする!
6年目:0から新素材開発!誰よりも企画を通す!
7年目:定時で帰る!
細かく言うと書ききれないので、また別の機会に書きます。
7年目はもう辞めることを決めてたんでしょうね。笑
個人的には
”どこにいるか?より、今居る場所で何をするか?”
と思っているので。
人生において重要なのは、自分が今どこにいるかではない。どこに向かって進んでいるかだ。
The great thing in the world is not so much where we stand, as in what direction we are moving
アメリカの作家・オリバー・ウェンデル・ホームズ
3.アパレル特有『異動のお陰で飽きなかった』
1、2年目は同じ店舗で、3年目は別店舗。
4年目から本社で企画職(デザイナー)と環境変わることにより、意外と飽きなかった。
新しいことに挑戦するのが好きなので、これは大きかった。
5年目~8年目にかけても、毎シーズン新しい仕事を与えて貰ったので刺激がありました。
最終的には商品化されているものだけで、年間200型ほどはあった。
ドイツの有名な哲学者・ニーチェは以下のように語っています。
”飽きるのは自分の成長が止まっているから”
なかなか簡単には手に入らないようなものほど欲しくなるものだ。
しかし、いったん自分のものとなり、少しばかり時間がたつと、つまらないもののように感じ始める。
それが物であっても人間であってもだ。
すでに手に入れて、慣れてしまったから飽きるのだ。
けれどもそれは、本当は自分自身に飽きているということだ。
手に入れたものが自分の中で変化しないから飽きる。
すなわち、それに対する自分の心が変化しないから飽きるのだ。
つまり、自分自身が成長し続けない人ほど飽きやすいことになる。
そうではなく、人間として成長し続けている人は、自分が常に変わるのだから、同じものを持ち続けても少しも飽きないのだ。
4.販売員もデザイナーもやりがいを感じつつ『会社の体制変化があった』
これはめっちゃいいことなんですけどね。
7年目位から親会社の意向により、残業規制が入りました。
自分が企画職だったので、営業よりは自分のペースで仕事ができた。
(※営業職の人は、定時の18時半で上がることは不可能。夢のまた夢。)
「ホワイト化したなら、まだ居れば良かったじゃん!」
って思う人もいると思います。そういう価値観もあるでしょう。
しかし、デザイナー職5年もすれば
「一連の流れ」「一定のスキル」が身につきます。
「多動力」で堀江貴文さんは以下のような理論を語っています。
3つの(以上の)肩書を持つことで、「1万人に1人」の存在になろう。
一流になるためには1万時間がかかります。1日8時間かけたとして、約5年の計算。
サラリーマンも毎日仕事をして5年でやっと一人前という考え方です。
しかし、それでは「100人に1人」止まり。
1つの肩書で100人に1人の存在になれるなら、スキル3つあれば
100×100×100=1万。1万人に1人の存在になる。
100人に1人のスキルが身についたので、次のやりたいことをやろう!と思ったわけです。
(※現実的にはファッションデザイナーは100人に1人では無いと思いますが。)
まとめ:アパレル業界は給料安いし、辛い…でも意外と楽しいよ?
- ここまで努力したことを形にしてから辞めたかった。
- 常に目標があって、それをクリアしていたら8年が過ぎていた。
- 業種が変化して、意外と飽きなかった。
- ブラック企業がホワイト化して居座ってしまった。
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と言われば分かるけど、そんな簡単にできるわけじゃないですよね。
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