今週、「興味深い新聞記事」をバンコクにいる友達のインスタで見ました。
ちょっと気になって調べたところ
この話は去年、Twitterで2.2万リツイートされ、5.9万のいいね。されてたんですね。
とても考えさせられます。
日本人の幸福って何なのでしょうか。 pic.twitter.com/CMXn7LXxvp— うた (@joker_masiro) September 30, 2018
記事全文とこの記事に関する考察をしていきます。
▼記事全文
「日本人の幸福って何なの?」
留学生
グエン・ティ・トゥイさん
(千葉県 21)
私は日本に来るまで、日本は立派で偉大な国だと思っていた。
来日当初も、街の発展ぶりや人々の生活の豊かさを見て、私の国ベトナムとの差は大きいと感じた。
きっと日本人は自分の国に誇りを持ち、幸せだと感じているのだろうと思っていた。
しかし、来日から10ヶ月が過ぎた今、実はそうでは無いように感じる。
日本は、世界でも自殺率が高い国の1つだと言う。
電車の中では、睡眠不足で疲れた顔をよく見る。日本人はあまり笑っていないし、いつも何か心配事があるような顔をしている。
日本人は勤勉で、一生懸命働いて今の日本を建設した。
でも、会社や組織への貢献ばかり考え、自分の成果を自分が享受することを忘れていると思う。
ベトナムはまだ貧乏な国だが、困難でも楽観的に暮らし、めったに自殺を考えない。
経済的豊かさは幸福につながるとは限らない。日本人は何のために頑張っているのか。
幸福とは何なのか。日本人自身で答えを探したほうがいいと思う。
留学生のグエン・ティ・トゥイさんの意見
「日本は、世界でも自殺率が高い国の1つだと言う。」
=そうですね。加えて、幸福度ランキング2019でも58位。
日本人はあまり笑っていないし、いつも何か心配事があるような顔をしている。
=将来への不安でしょうね。
でも、会社や組織への貢献ばかり考えている。
=貢献というよりは、会社への依存・忠誠心(強制力)に屈している人が多いように見受けられます。
経済的豊かさは幸福につながるとは限らない。
=同意です。
日本人は何のために頑張っているのか。
=おおよそは家族や日々の暮らしのため。仕事に生きがいを持って取り組んでいる人も沢山います。
幸福とは何なのか。日本人自身で答えを探したほうがいいと思う。
=多くの場合、探す時間を奪われている。環境を変える余力・余裕がないように感じます。
外国人から「大多数の日本人が不幸に見える」のは何が原因?
では、なぜ?
外国人から「大多数の日本人が不幸に見える」のでしょう?
1.セルフマネジメント能力
- 自主性
- 「お金の稼ぎ方」「お金の使い方」に関して学んでいない。
自主性
近代社会では仕事を任された場合、タイムマネジメント能力が必要不可欠。
いつまでに何を行うべきかという目標に向かって、自身で考え動く必要があります。
自主性は個人間、世代間によって違うと思います。
昭和世代で言えば、他の国に比べて、挙手する学生が少ないことからも分かります。
授業を流されるがままに受ける、子供が自主性をなくし、勉強が嫌いになったりするケースもありました。
ただ、これも変わってきたんじゃないか?と思うことがありました。
具体例▼
平成生まれの後輩が、本社に異動してきました。
彼は異動して直ぐの飲み会で
「何でこんなに本社の雰囲気、暗いんですか?」
専務(暗くしている原因)に対して、言ったのです。
専務は顔を真っ赤にして
「お前、そんなこと言ったら××だぞ!!」
とキレていました。
彼曰く、みんなおかしいと思っているのに本人に言わない。
だから僕が言いました。とのこと。
「空気読め」と昭和オジサンは言いますが
平成boyは「空気をあえて読まず」ツッコんでいったのです。
平成生まれは優秀な人が周りに多いので、未来に期待しています。
「お金の稼ぎ方」「お金の使い方」に関して学んでいない。
キングコング・西野亮廣さんも以下のように語っています。
ここで問題。
どうして、家康は国民全員を「そこそこ貧乏」にしたと思う?
答えは簡単。
支配しやすいから。
国民全員を「そこそこ貧乏」にして国民全員を”挑戦できない体”にした方が支配しやすかったわけだ。
だから、「お金」を稼ぐこと悪いことにした。
だから「お金」を汚いものにした。
その呪縛は今も続いている。
それが、家康が作り出した呪縛なのかどうかは、本当のところは昔話すぎてよく分からない。
ボクらが習った歴史はコロコロ変わる。
だけど、事実として、
あいかわらず学校では「お金」のことを教えてもらえないし、お金持ちは叩かれるし、
キミが皆の前で、お金の話をしようものなら、もれなく「金の亡者キャラ」にされてしまう。
出典:「新世界」西野亮廣著
2.思想
- 人と比較する思想
- 常識に縛られる思想
- リスクを負わない思想
人と比較する思想
具体例を出すと、
「ブランド品を持つ高校生」
「時計・車・家を自慢するサラリーマン」
「マウンティングをしてくるママ友」などが挙げられます。
これは根っこに「劣等感」があるからと考えます。自分に自信がある人は、ブランドに頼ってない方が多いです。
常識に縛られる思想
日本人は、誰が決めたか分からない常識に縛られている印象です。
外国の方からみても「働きすぎ」「謝りすぎ」「体調が悪くても働いている」などと言われています。
具体例を挙げると
「先輩より先に帰らない風潮」
「飲み会には参加するのが普通」
自分は定時で上がるし、飲み会にも行きたいメンバーとしか行きません。
なので、「変わった人扱い」でした。笑
リスクを負わない思想
一般的な中小企業では失敗しない事に重きを置いています。
なので、サラリーマンには保守的な考えの方が多いです。
そして、挑戦する人を笑う風潮があります。
もちろん、過去に挑戦した人は、挑戦する人を応援します。
3.メディアからの情報
- 消費を促すTV
- 芸能人の豪邸などで劣等感を感じさせる
広告やTVなどで知らず知らずのうちに消費を促され、購入しています。
コンビニやスーパーなどでもそうです。
芸能人の豪邸などで劣等感を感じさせる。=身の丈に合っていない家の購入。
35年ローンに苦しんでいる。=脱サラや挑戦できない体
になっていませんか?
逆にそんな日本でも幸せそうな人がいます。
次にどういった共通点があるのか深掘りしていきます。
まとめ。幸福を感じるのはどういう人か?
- 自分の信念を持っている。
- 人と比較しない。
- 収入に合わない生活をしない。
- 小さなことに感謝し、多くを望んでいない。
以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございます!